【SDGs】達成期限まであと5年。自分たちにできることを

SDGsが採択された925日(GLOBAL GOALS DAY)を含む毎年9月末の約1週間はSDGs週間(GLOBAL GOALS WEEK)と呼ばれ、SDGsの推進と達成に向けて意識を高め、行動を喚起するイベントが世界中で開催されています。GoodsHubでも、SDGs週間にあわせてサイトのデザインをSDGsイメージに変更しました。この記事では、改めてSDGsとはなにか、そして達成期限の2030年まで5年に迫ったSDGsの現在の達成状況などを解説します。

 

 SDGsとは何か?

改めて、SDGsについて解説します。「SDGs」は、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで決定された国際社会共通の目標のことです。2030年までの達成を目指し、「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。

2000年に国連サミットで採択された「MDGs(エムディージーズ/ミレニアム開発目標)」が2015年に達成期限を迎えたことを受け、それに代わる世界の共通目標として新たに定められたのが「SDGs」でした。MDGsが「飢餓や貧困の撲滅」など先進国による開発途上国の支援を中心とする内容だったのに対し、SDGsは「地球上の誰ひとり取り残さない」ことを誓い、先進国と途上国が一丸となり達成すべき目標で構成されているのが特徴です。

そのため17の目標には、飢餓、貧困の問題だけでなく、働きがいやジェンダー平等など21世紀の世界が抱える課題の解決が幅広く盛り込まれています。

 

2025年現在のSDGsの達成状況は?

2030年の達成期限まであと5年となりましたが、パンデミックや気候変動、国際紛争など複雑に絡まった課題・問題が多くあり、その道のりは簡単ではありません。国連やWHOなどの報告書によれば、多くの目標で遅れが指摘されていて、あと5年での完全達成は極めて困難であると言われています。

では、具体的な達成度はどのくらいなのでしょうか。SDGsに関する世界最大のネットワーク「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)が発表した「持続可能な開発目標報告書」の中で、各国のSDGs達成度について触れられています。2025年は国連加盟国193ヵ国のうち、167ヵ国が対象。上位は欧州が占め、開発途上国が苦戦する傾向にあるようです。この記事では、上位20か国を紹介します(日本は、スコア80.66で19位でした)。

なおこのスコアは、SDGsの17ある目標すべてに対する進捗状況を総合的に評価したものです。0から100まであり、「100」になればすべて達成できたということになります。

 

2025年 SDGs達成度 上位20ヵ国

順位 国名 スコア
1位 フィンランド 87.02
2位 スウェーデン 85.74
3位 デンマーク 85.26
4位 ドイツ 83.67
5位 フランス 83.14
6位 オーストリア 83.01
7位 ノルウェー 82.72
8位 クロアチア 82.39
9位 ポーランド 82.08
10位 チェコ 81.94
11位 英国 81.85
12位 スロベニア 81.21
13位 ラトビア 81.19
14位 スペイン 81.04
15位 アイスランド 80.79
16位 スロバキア 80.77
17位 エストニア 80.76
18位 ベルギー 80.67
19位 日本 80.66
20位 ポルトガル 80.64


SDGs週間に、GoodsHubにできることを

「達成度ランキング」という形で紹介はしましたが、あくまで指標のひとつにすぎません。順位やスコアだけで一喜一憂するのではなく、世界や日本の現状を理解したうえで、自分たちにできることを考え、行動に移していくことが大切です。

GoodsHubでは今回、SDGs週間に合わせて、関連記事を公開したり、ショップサイトのTOPページのデザインの一部をSDGsに関連したものに変更しましたが、これも「自分たちにできること」の一つだと考えています。

GoodsHubという存在を通して、SDGsやサステナブルなアイテム選びについて考えるきっかけになってくれればとてもうれしいです。

 

◆参考・出典
Sustainable Development Report 2025

 

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